機械のメンテナンスも大事です。

コラム

久々のコラム更新になります。春も過ぎ初夏の雰囲気も漂う今日この頃です。
私は花粉症なのでこの春も例に漏れず辛い思いをしましたが、印刷や製本の機械も「粉」というものは苦手なんです。
今回は印刷会社らしいコラムを書こうと思います笑

タイトルにも書いた通り、機械のメンテナンスは大事です。どの業界にも共通すると思いますが、汚れやゴミなどが溜まっていると衛生的だけでなく作業効率や品質的にも問題が出てきます。特に印刷会社では「紙粉」というものが大敵になります。漢字の通りですが埃以下の細かい紙の粉で、断裁時の切りくずや剥離した紙の微量の繊維や墳料などです。毎日機械を動かせばすぐ溜まっていくので非常に厄介です。製本するための丁合機に紙粉が溜まっていれば滑ったりセンサーが反応しなかったりで給紙が出来ませんし、印刷機に付着していればその部分にインクが乗らず白抜けが発生し最悪刷り直しになってしまいます。

共和印刷でも、定期的に拭き上げたり、エアーを吹いて紙粉を除去します。それでもすぐ溜まっていくのが紙粉です。日々戦いです。笑
実際の所、紙を扱う以上この紙粉を完全になくすことは出来ません…
ですので、印刷物を制作する際は数百枚ごとに抜き取りチェックをしながら機械を回し、インクの発色具合の他、ゴミが付着し白抜けが出ていないかなども合わせてチェックすることで対策をしています。
突き詰めると担当者の丁寧な作業、そして日頃からのメンテナンスが重要です。
もちろん機械だけではなく、普段の身の周りの整理整頓も気を付けたいですね!