葉桜の季節

コラム

共和印刷のある大阪では、いつの間にか花見シーズンも終わり葉桜の緑が目に入るようになりました。今年の春はどこか出掛けましたか?どの花見スポットでも人が多かったと聞くので、マスクの着用も個人判断になりもう以前のように戻っているのでは、と感じます。通勤は環状線ユーザーの私ですが、USJに行くであろう(格好をした)人達で車内が混んでいることでも実感してきています。

ところで、私は全然知らなかったのですがJR西日本の「モバイルICOCA」なるサービスがいつの間にか始まっていたらしく…みなさんは御存知でしたか?手持ちのスマートフォンに登録をするだけで、改札でカード型のICOCAが不要になり、スマホをかざすだけで通れるようになります。めちゃくちゃ便利です。
似たサービスというか「元祖」ですが、元々JR東日本で「モバイルSUICA」というサービスがあります。スマホにSUICAを登録すると、スマホ自体がSUICAの代わりになってかざすだけで改札を通れるというものです。これが東日本以外のJRの改札でも対応していて、もちろん大阪でも使えました。実際のSUICAを持っていなくてもスマホ上で発行できるので、東京に行かずともこの「モバイルSUICA」というサービスを利用できます。言うなれば、このモバイルSUICAのJR西日本.verがモバイルICOCAといった感じでしょうか。
私は普段はもう財布を持ち歩いていない「キャッシュレス派」なので、こういったサービスは非常にありがたいです。ポイントも付くそうでキャッシュレスに抵抗が無ければ使わない理由がない神サービスかと思ったのですが、実は意外な落とし穴が…

モバイルICOCAについて詳しく調べてみると、
・既存のカード型のICOCA、ICOCA定期からの乗り換えは不可(モバイルICOCAは新規発行のみ)
・android端末のみ対応(iPhoneは未対応)
と書かれていました。これは完全にデメリットですね。
日本国内に限って言えばiPhoneユーザーの方が圧倒的に多いので、iPhone、androidともシステムを対応させてからの同時のリリースでも良かったのではないかと思いますし、また6ヶ月の通勤定期を購入してしまった直後だった場合は利用期間が終わるタイミングまで待って乗り換える必要があります。
関西圏でモバイルSUICAではなくモバイルICOCAを利用する大きなメリットとして「JR西日本管内の定期券が利用出来る点」が挙げられるので、逆を言えば「JR西日本管内でキャッシュレスの定期を利用しない」方にとってはモバイルSUICAで充分という結論になります。

私の場合、通勤はカードの定期を利用し、普段はモバイルSUICAを利用しているので、定期の利用期間が終わったタイミングで乗り換えるのがベストな選択になります。新しいサービスなので早く使ってみたい気持ちを抑えて、もうしばらく待ってみようと思います笑
これからもっと便利な技術が出てくると思いますが、世の中の流れに置いていかれないように知識や価値観はアップデートしたいものです。