校正と校閲、校了と責了
印刷物を制作する際によく使われる言葉として「校正」や「校閲(こうえつ)」というものがあります。
簡単に説明すると、制作物の原稿が間違っていないかどうかを確認することなのですが、それでは「校正」と「校閲」は同じモノなのか?というと、実際には微妙に違います。
こちらもシンプルに解説すると、
校正=製作上のミスを見つけること
校閲=文章の意味や文字の間違いを見つけること
だと思います。
共和印刷は書籍などを印刷する会社で、出版社ではありません。
そのため、本格的な「校閲」作業は含んでいません。基本的な文字間違いなどを含む「校正」は行っています。
とはいえ、明らかに意味が違う文面や表現などがある場合は、作者の方にご確認はさせて頂きます。
同じように似ているが違う意味として「校了」と「責了」があります。
こちらはどちらも、制作物がこれで印刷に進めてOKですよ。という場合に使いますが、「校了」は最終校正が終わり、何も訂正が無い場合に使います。
それとは別で「責了」とは、最終校正が終わり、何カ所か修正があるが、これさえ直ればもう「校了」ですよ。という場合に使います。
「責任校了」の略で、修正する側に最後の修正は確認しないのでお任せするという意味があります。お任せされた修正側(印刷会社など)は責任を持って修正し、印刷に進めます。
このように、印刷業界の用語で、似ているが微妙に違う言葉などが多数存在します。
お客様で、意味が少し不明な言葉などありましたら、お気軽にお問合せ下さい。
もちろん、業界用語を使わずに、「これで修正無し!OKです!」なんておっしゃって頂いても、共和印刷では通じますよ(笑)