初夏の心地
前回コラム更新より少し時間が空いてしまいました。花見シーズンも終わり、ゴールデンウイークが明け、木々も青々とした雰囲気で初夏の心地のする近頃です。共和印刷のある大阪では寒暖差はあるものの比較的過ごしやすい気温で、一年通してこれくらい安定してくれればな、と無駄な希望を抱いてしまいます。
ところで、世間の業務環境の効率化の流れは著しく、技術の進歩により手段や手法も増えています。弊社共和印刷も従業員数12人の小さな会社ではありますが、昨今の勤務形態の変化や業務改善といった世間の流れの例に漏れず、出来る部分から見直し実行しています。
現在DTPオペレーターがリモートワークを始めております。まだまだ試行錯誤の段階ですが、社長の指揮の下、運用のレギュレーションを定めていっています。
ただ印刷会社ということで、例えばミスが無いか紙面上で校正を行なったり、機械を扱う作業も多いため、中々すべての業務・すべての従業員がテレワークをすることは難しいです。
文章に誤りが無いかチェックする校正作業ですが、”PCの画面上で見る”と”紙面で見る”とでは、圧倒的に前者の画面上での校正の方が漏れが多いです。これについては実際に研究も多くされていて、紙上では1文字ずつに着目出来るのに対し、画面上の文字は脳が画像として処理しパターン認識してしまうとされています。人間が校正作業をする以上アナログな手法の方が優位になってしまうのは仕方ないですね…AIが代わりに校正してくれる時代もそこまで来ている気がしますが(笑)
印刷の機械も結構メンテナンスが大変です。数日機械を動かさないだけで微差が生じるようで、特に長期休暇の前後は念入りにチェックし調整している従業員の姿があります。何事も日々の積み重ねがあってこそ高いクオリティを出せるため、腕のある職人は印刷の技術だけを大事にしていても務まらないことが分かると思います。
これだけデジタルの溢れる時代で”印刷物”というアナログな製品を主力としている共和印刷ですが、利用できる技術は上手く取り込み仕事に活かしております。一歩ずつ着実に進んでいく共和印刷を今後もよろしくお願いいたします
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