今年の漢字

コラム

今年の漢字一字が発表され「災」が選ばれました。
思えば今年は各地で災害があり納得の一字だと思います。この大阪も、大阪北部地震や西日本豪雨災害により、木や看板が倒れ折れ曲がり街中が大変な状況になりました。我が共和印刷でも直接の被害はなかったものの、交通機関の計画運休の影響で出勤できない社員もおり、業務にも支障が出ました。
あれから5か月ほど経ち、毎日ニュースで流れていた各地の被災状況もいまや殆ど報道されなくなりましたが、完全に元通りの生活をされてる方はまだ少ないのだと思います。被害の大きかった岡山県真備町では最後の避難者が避難所を退所されたと今日先程発表がありました。多くのボランティアの助けもありここまで復興できたというべきでしょうか、5か月が長いのか短いのかは分かりませんが、一区切りとして喜ばしい事だと思います。

先日、神戸のルミナリエに行って来ました。例年通りとても長い行列でしたが、今年は過去最大数のLEDを使用してるということで、いつもより明るく(?)素敵な作品になってるなと感じました。もともとルミナリエも阪神淡路大震災の鎮魂と復興ということで始まりましたが、もう開催24回目ということで阪神淡路大震災当時に生まれていない若い子たちも多く来場しており、ただ冬の思い出のイルミネーションとしてではなく、ちゃんとした意味があっての開催なのだと伝えていく必要もあるのではないでしょうか。

「災」が今年の漢字に選ばれ、この夏は災害で大変だったねぇ、と思い出し言えるのは私達がいま無事に生活しているからだと思います。当たり前の生活が出来る事に感謝し、来年は平穏で良い年になるよう願っています。